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高 井 病 院
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岐阜県土岐市妻木町1658番地
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第51回(社)日本透析医学会学術集会・総会 研究発表

当院透析患者における3年間のフットケア

高井病院 東濃人工腎センター 透析室
○小松弘枝 加藤美香子 宮川悦美 浅野久志 高井弘之

はじめに

当院では、過去に下肢切断を余義なくされた症例を経験した。
そこで、透析患者の足病変の現状を把握する為、定期的にフットチェックを実施。
予防に重点を置いたケアを3年間継続したので報告する。

方法

研究期間 H15年4月1日からH18年3月31日まで。
対象  当院維持透析患者116 名(男性 58名、女性68 名)。

1、当院作成のチェックシートを用いて足病変を観察・ABI値の測定・フォンテイン分類を行い、
個々の症例に沿ってフットケア計画を立てる。

2、病変のある患者にはケア計画に添って、アルミ療法・密封療法・スキンケアの3種類に分け、
透析開始後よりベッド上にて、ケアを実施する。

3、病変のない患者にもセルフケア用のパンフレットを作成し、日常生活上の指導を行い、フットチェックを行う。

結果

チェックシートの集計結果より、116名中20名に足病変の異常を認めました。
ほとんどの患者が足に無関心で足の問題に対する意識は年齢を問わず低かった。
そんな中で、血行障害は少なく約4%、白癬・爪病変・鶏眼・胼胝・乾燥や肥厚は多く約13%でした。
96名に対しては、セルフケア指導を行った。

1、ABI値0.9以下で血行障害のある患者に対し、アルミ療法を5名の患者にH15年6月からH16年12月まで施行。
その結果、5名中2名に改善が見られ、ABI値 0.8前後の患者がABI値 0.9-1.0と上昇し、
サーモグラフィーにより指先の温度変化を確認する事が出来た。

2、角化症・乾燥・爪白癬のある患者に対し、密封療法を7名の患者にH15年6月からH16年7月まで施行。
その結果、全員に症状の改善が見られた。

3、鶏眼・胼胝・爪切り・白癬のある患者に対し、スキンケアを8名の患者にH15年6月からH17年3月31日まで施行、
鶏眼・胼胝・爪切りは2?3週間で処置を行い、白癬は、高齢や自己管理の出来ない患者には軟膏の塗布を行ない、
病変のない患者には、パンフレットを元にセルフケア指導することで全員改善方向にあり、足病変に対する意識が高まった。

4、当院フットケアチェック基準にて4段階に分けてその後もフットチェックを継続、足病変の異常を示す患者は無かった。

考察

今回各症例に分類し、ケア計画を立案した事で症状に合わせたフットケアが提供でき、より効果があったと思われる。
フットチェックを継続したことにより、足病変のない患者は、病変の異常を示すことはなく、セルフケア能力が向上したと思われる。フットケアやチェックを継続してきたことで、どのスタッフにも気軽に声をかけてくれるようになり、信頼関係に繋がったと思われる。

結語 

1、当院独自のフットケアチェック基準と、チェックシートの利用により足病変の早期発見に繋がった。

2、当院で手軽に出来るケアとして三種類の方法を行い、改善させる事が出来た。

3、透析患者全員にフットチェックを継続することが必要である。

おわりに

継続的なフットチェックにより、軽度な病変を早期に見つけ、
ケアすることにより今後起こりうるであろう重篤な病態を予防するためにも、
透析スタッフ全員が足に関心を持ち続けること事を期待する。

 

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